歯の健康を保ち、全身の健康を守ろう

>

食後すぐの歯磨きはかえって危険

食べてはいけないというわけではない

口腔内を酸性に傾ける食品は数多くあります。
というより食べ物を口に入れたら大体が酸性に傾くものばかりです。口腔内に入れて酸性に傾かない物といえばお水くらいのものでしょうか。
しかしだからといって毎日お水のみでは倒れてしまいますよね。バランスよく食べることによって健康を保つ必要があるので、食事はとても大切なものです。酸蝕歯になる原因は、食べ物ではなく、食べた後の生活習慣にあると思います。
では毎食後すぐに歯磨きをすればよいかといえば、必ずしもそうとは言い切れません。特に食後すぐの歯磨きはやめておいた方が良いでしょう。先にも述べたように、食後すぐの口腔内は食べ物によって酸性に傾いている状態です。つまりエナメル質が少し溶けかけている状態といえます。そんな状態で歯を磨いたら、エナメル質がすり減ってしまうのは目に見えているので絶対に避けましょう。

歯磨きをするのにベストなタイミング

食後すぐに歯磨きをするのが良くないのなら、一体いつ磨けば良いのでしょうか?
理想としては、食後40分くらい経ってから歯を磨くことです。食後すぐの口腔内は酸性に傾いていますが、実はそれを中和してくれるものがあります。それは特別な薬でも何でもありません。口腔内で自然に分泌されるもの「唾液」です。この唾液には酸性から中性にする働きがあります。そしてそれが分泌されて中和されるまでにかかる時間が大体30分から40分くらいなのです。ですので食後40分くらい経てば口腔内は中性に中和されているはずなので、その状態の時に歯を磨けばエナメル質を傷つけることなく口腔内を清潔に保てるというわけです。食後少しのんびりとしていれば40分くらいあっという間に経ちます。食べてすぐに作業に取り掛からないといけないくらい忙しい時は、歯磨きよりも口を軽く水でゆすぐくらいの方が歯の為には良いと思います。


この記事をシェアする
TOPへ戻る